イギリスのサッカーチーム、マンチェスターユナイテッドで活躍するウェイン・ルーニー選手は植毛手術を受けたことを公表して多くの注目を集めました。
なぜルーニー選手は植毛したのか、植毛前後の髪の状態、植毛費用などを紹介します。
なぜルーニーは植毛を決意したのか
どうしてルーニー選手はわざわざ植毛手術を受けようと考えたのでしょうか。
植毛するまでの経緯を調べました。
ルーニーはどんな人?
そのまえに、簡単にルーニー選手の紹介をします。
- 本名:ウェイン・マーク・ルーニー(Wayne Mark Rooney)
- 誕生日:1985年10月24日
- 出身:イギリス、リヴァプール
- 所属サッカーチーム:プレミアリーグ・マンチェスター・ユナイテッドFC
- サッカーポジション:フォワード、ミッドフィルダー
- サッカー経歴:プレミアリーグ優勝5回、UEFAチャンピオンズリーグ優勝、FIFAクラブワールドカップ優勝
ルーニー選手はトップクラスのサッカー選手です。
植毛する前の髪の状況
ルーニー選手は20代前半から薄毛が進行していました。
下の画像は植毛する前のルーニー選手です。
見事にハゲています。
前頭部から頭頂部の髪が薄くなっており、かなり薄毛が進行しています。
ルーニー選手のハゲはAGA(男性型脱毛症)と呼ばれる脱毛症です。
AGAは悪玉男性ホルモン(DHT)が髪の成長を抑えるのが原因です。
DHTの影響を受ける髪の毛が多くなるに連れてハゲは進行していきます。
薄毛は男性によく見られますがこれらのほとんどはAGAによるものです。
AGAによる薄毛の進行が始まるのは30代から40代が一般的です。
ルーニー選手のように20代前半からハゲ始めるのはけっこう珍しいケースです。
きっかけの1つがチーメイトのからかい
ルーニー選手のハゲはチームメイトにもからかわれていたようです。
以前チームメイトだったマイケル・オーウェン選手にツイッターで次のようにからかわれています。
オーウェン「プロフィール写真は何歳くらいの?顔は12歳ぐらいに若く見えるけど、髪の毛は60歳くらいに見えるよ」
それに対してルーニー選手は次のように返しています。
ルーニー「気にしているから言わないで」
自分のハゲについて悩んでいることがわかります。
その他に元チームメイトのクリスティアーノ・ロナウドたちに誕生日プレゼントとしてカツラを贈られたりしました。
ルーニー選手はこういったことが植毛を決断した理由の1つだと後にコメントしています。
サッカー選手は若い20代がほとんどなのでハゲの人はめったにいません。
そんな中でルーニー選手のようにハゲだとからかわれやすいのかもしれません。
自分のツイッターで植毛手術を報告した
植毛手術はそれほど珍しいものではありません。
薄毛を治したい人で植毛を選ぶ人はけっこういます。
そんな中でルーニー選手の植毛に注目が集まったのは、自分で植毛したことを公表したからです。
Just to confirm to all my followers I have had a hair transplant. I was going bald at 25 why not. I’m delighted with the result.
? Wayne Rooney (@WayneRooney) 2011年6月4日
「フォロワーのみんな、僕は植毛手術を受けた。
25歳でハゲたくないからね。
今はすごく満足しているよ」
その結果、下の写真のようにフサフサになりました。
完全に髪が復活しています。
この結果にはルーニー本人も満足しているとツイッターでコメントしています。
ツイッターやブログで見るファンの反応も好意的なものが多いです。
かつてルーニー選手のハゲをからかっていたクリスチアーノ・ロナウド選手は今のルーニー選手の髪についてビューティフルと評価しています。
ルーニーが植毛して以来、スタイリングについてヒントを教えたか聞かれたC・ロナウドは、「いや、彼にその必要はないよ。
自分のスタイルを持っているからね。
でも、髪の毛のある彼は、外見がよくなったよ。
今はすごくいい。
前はちょっと…ね。
今はビューティフルだ」と、笑って答えている。
ルーニーの植毛手術はどんな手術か
ルーニー選手の植毛手術は、「自毛植毛」というものです。
自毛植毛は、自分のハゲていない後頭部の毛根を髪を生やしたい部分に移植する手術方法です。
下の左側の画像は手術前のルーニー選手です。
額に線が描いてありますが、この部分に自分の毛根を移植しています。
右が移植後です。
きれいに毛根が植えられています。
Wayne Rooney’s before and after pics! #ThrowbackThursday #hairtransplant https://t.co/g4ng9gszOb pic.twitter.com/dgCqJTyHXG
? HS Hair Clinic (@HShairclinic) 2015年12月3日
自分の毛根を使うのでしっかり定着すれば、その後はずっと生え続けます。
カツラのようなメンテナンスは必要ありません。
ルーニー選手の場合は、2011年と2013年の2回に分けて行われました。
2回に分けたのは最初の手術で足りなかった部分やその後薄毛が進行した部分を補うためです。
イギリス紙『サン』は10日、マンチェスター・Uに所属するイングランド代表FWウェイン・ルーニーが、2度目の植毛手術を受けたと報じた。
なお、手術は9時間に渡って行われ、無事成功したという。
手術を担当した医師は、「今回の手術は、2011年の植毛手術時から計画されていたもの」とコメント。
続けて、「本人も喜んでいるよ。
結果に満足しているし、新たな姿を見るのが待ちきれないようだ」と語っている。
ルーニーは、2011年6月に自身のTwitter上で植毛手術を行ったことを報告。
同選手のカミングアウトに大きな注目が集まっていた。
自毛植毛を行っている病院のサイトに自毛植毛の詳しい説明がのっています。
ルーニーの手術費はいくら?
植毛手術は効果がありますが、手術費用が高いというデメリットがあります。
ルーニー選手の費用は総額30,000ポンド(380万円)かかったそうです。
ヨーロッパの植毛手術の相場は、3,000~12,000ポンド(40~150万円)らしいのでルーニー選手の値段はかなり高いです。
それだけ丁寧な手術だったのでしょうか。
日本でも植毛は行われている
植毛手術はもちろん日本でも行われています。
多くの人が植毛時で自分の髪のコンプレックスを解消しています。
植毛に関心があるのなら病院の無料カウンセリングを受けてみましょう。
日本で受けられる植毛手術の種類
日本で受けられる自毛植毛手術には2種類あります。
1つがFUT法、そしてもう1つがFUE法です。
FUT法
FUT法とは、ドナー(移植元)となる後頭部の髪の一部を皮膚ごと切り取って移植する手法です。
切り取られた皮膚は、引っ張って縫合するため傷が残りますが、確実にドナーを採取することができます。
FUE法
切らない植毛として最近注目されているのがFUE法です。
ドナーの髪の毛だけをパンチの様な方法でくりぬいて採取します。
そのため傷が残らないのがメリットなのですが、毛を上手く採取できない場合、それは無駄になってしまうというデメリットがあります。
ただし、最新の技術によるドナー採取はかなり精密性が増してきたので、こちらを採用するクリニックがほとんどです。
無料カウンセリング時に説明を受けることになるので、どちらがいいのかをしっかり考えておくのがいいでしょう。
植毛手術を行っているクリニック
植毛手術を行っているクリニックは日本にもたくさんあります。
中でも有名な3つのクリニックを紹介します。
湘南美容クリニック
ロボットによる植毛手術が特徴的なのが湘南美容クリニックです。
ATRASという世界でたったひとつの植毛ロボットが植毛を行うので、経験が浅い人間が行うよりも精密な動作が魅力です。
4つのCCDカメラで1秒間に50回の撮影を行うことで髪の生える向きや角度、本数や密度を正確に判断、画像化されたデータを専門医によるモニタリングの中、手術が行われるため、安全性に高いです。
判断を医師が、動作を機械が行う人機一体の植毛手術は、スピード、正確性共に高いクオリティの結果を生み出しています。
アイランドタワークリニック
月ごとに変わる割引キャンペーンが魅力のアイランドタワークリニック。
日本一の植毛事例を誇るため、安心感もピカイチです。
また遠方からの薄毛患者に優しいのもこのクリニックの特徴で、植毛が成約した場合のみに限られますが、無料カウンセリング時の交通費まで100%負担してくれます。
アスク井上クリニック
そのアイランドタワーで腕を振るっていた名医井上医師が開業した自毛植毛のクリニックです。
日本の自毛植毛界の第一人者である井上医師による施術は正確無比。
予約を入れるのが大変ですが、それはその高い技術力への信頼からくるものでしょう。
i-SAFEという二つのニードルと吸引補助によるドナー採集は、傷が残らない高品質な移植が期待できます。
植毛するのならいくつかの病院で無料カウンセリングを受けて自分に合う病院を見つけましょう。
追記:植毛したのに再びハゲるルーニー選手
最近、植毛したはずなのに再び髪が薄くなっているルーニー選手の写真がニュースを賑わしています。
試合前にはフサフサあったのに、アイスランドに負けて、ユーロを離脱したショックで、ルーニーの髪の毛も、離脱したのかぁ?と思ったら、専門家によれば、シャンプーすると直ぐに落ちる、粉でごまかしているという。(笑) pic.twitter.com/p4URRUGkEa
— Bluemonday (@footycomehome) 2016年6月29日
これは2013年の植毛手術から3年後の2016年の写真です。
右の写真が現在の髪の状況ですが、再び髪が薄くなってきています。
専門家(整形外科医のアシム・シャフマラク氏)によると増毛スプレーいわゆる黒い粉のフリカケでカモフラージュして左の写真の状態にしているそうです。
通常は植毛した毛が薄くなることはありません。
移植する後頭部の髪にはAGAの影響を受けにくいという特徴があります。
後頭部の髪を薄毛の部分に移植しても薄くなりません。
それにもかかわらずルーニー選手の髪が薄くなってきているのはなぜでしょうか。
植毛したところ以外がハゲてきてる
それは薄くなっている部分に答えがあります。
上の2013年の写真を見ると生え際を重点的に植毛しています。
そして2016年の写真を見てみると植毛した生え際は髪が残っていますが、今度は頭頂部が薄くなっています。
つまり、以前に植毛したところの髪は残っているけど、今度は植毛していない部分が薄くなってきているということです。
次に頭頂部の植毛をすれば再びフサフサになります。
しかし、けっこう広い範囲が薄毛になっているので植毛する本数はかなり増えるでしょう。
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